酒販店を始める前はコンビニ関連の仕事をしていたのですが、感情の入らないマニュアル的な内容の仕事に楽しさが感じられず。
昔ながらの「商い」をしたく、古川の地にゼロから酒屋を始めました。酒販店を始めた理由は自分自身が日本酒が好きで自分が知った日本酒の旨さを、みなさんにも知ってほしかったからです。
 お客様の「旨かったよ!」の一言が聞きたいために、一期一会のつもりで常に真剣勝負しています。

地元がはぐくむ味

 宮城県では、昭和61年に他県にさきがけ「みやぎ純米酒の県」を宣言し今では、全国的にみても宮城の地酒は非常に高いレベルにあると思います。特に地酒ブーム、吟醸ブームの先鞭をつけた「浦霞禅」の存在は大きなものがあります。今では、「浦霞禅」に続けと若い蔵元達が、それぞれの個性ある美酒を生み出しています。そんな多くの美酒を支えるのは、宮城の清冽る水、旨い米、そして杜氏の熟練した技と蔵元の美酒への飽くるなき探究心と情熱です。

 地酒を美味しく飲むには、あまり形にとらわれずに、自分好みの飲み方で楽しまれるのが一番だと思います。日本酒離れが始まっている昨今、われわれ酒販店の役目とは、お酒に興味がない酒○者に対しても、お酒の楽しみ方、必要性、旨さを伝える、特に訴えかける事によって日本酒のすばらしさと、おいしさを知ってもらうために情報を発信してく事だと思っています。

 その為、お店にお越し頂いたお客様に価格や味の好み等などをお聞きしお客様にあう一本を、ご提案させて戴いております。その点が、日本酒を単にアイテムの一つとしてしかとらない量販店と、われわれ専門店との大きな違いです。